フェリーには人(ドライバー)も乗れる?
【車の輸送と一緒に人(ドライバー)も船に乗っていくことができるの?】
沖縄にお引越しをされる方から、こういったご質問をよくお受けします。
・交通費が安く抑えられるのではないか
・せっかくなので、愛車とともに離島へ向けての船旅を楽しみたい
など理由はさまざまですが、
フェリーは貨物以外に人も乗船できる「貨客船」としてのイメージを持たれている方も多いと思いますので、当然の疑問だと思います。
ただし、2021現在、本州から車と一緒に沖縄に行ける船便は
鹿児島からの航路のみとなります。
東京や大阪からの沖縄方面への船は、ドライバーは乗船できません。
関西からは数年前まで、【マルエーフェリー】が
乗客も乗せて大阪〜奄美〜沖縄を繋ぐ唯一のフェリー会社として運行しておりましたが、
2017年以降、ドライバーを含めて人が乗ることができなくなりました。
ご自宅から鹿児島の港までお車で移動したのち、
鹿児島から那覇まで丸一日(25時間)かけて航海します。
弊社は無人車輸送を専門としていますが、
有人(ドライバー)も一緒に鹿児島から乗って行きたいときは、
鹿児島のマルエーフェリーとマッリクスラインに直接ご予約ください。
・マルエーフェリー
https://www.aline-ferry.com/
・マッリクスライン
https://marixline.com/
どっちがお得?
お問合せくださる方には、
①船で車と一人が一緒に移動する
②車は船で、人は飛行機で別々に移動する
このどちらが費用を抑えられるのか、ご検討されている方が多くいらっしゃいます。
それでは、具体的に料金を見ていきましょう。
①車とドライバーが一緒に乗船する場合の費用
1.ご自宅から鹿児島のフェリー乗り場までの交通費
鹿児島の港まで移動するためのガソリン代や高速道路代が必要です。
2.鹿児島から那覇までのフェリー運賃
鹿児島から那覇までの片道の旅客運賃は以下の通りです。(2020年5月現在)
(特 等) 37,200 円
(1 等) 29,760円
(2 等) 14,880円
(学 生) 11,910円
(寝台A) +6,280円
(寝台B) +2,080円
2等はいわゆる雑魚寝となるので、個室を希望の場合は
1等以上か、2等で寝台Aもしくは寝台Bをオプションとして申込むといいでしょう。
また、上記の乗船料に加え、自動車航送運賃がかかります。
自動車の航送運賃は、車の長さによって価格は変動しますが、
軽自動車や小型の普通自動車のサイズ(4~5メートル)のものだと88,500円となります。
船に車も人も一緒に運べるなら、
車だけを預けに行ったり、港へ車を引き取ったりする手間が省けますね。
ただし、鹿児島の港までの運転や移動を考えると、
お住まいの地域によっては大幅な時間と体力を要します。
費用面でも、鹿児島までの交通費を考えると、正直お得感は無いといった印象です。
またフェリーの乗船時間も長めですので、
・船旅が好きな方
・道中、旅行を楽しみながら移動したい方
以上の方にはおすすめと言えるでしょう。
②車は船で、人は飛行機で移動する場合
1.ご自宅から最寄りの港までの交通費
お車を最寄りの港まで移動するためのガソリン代や高速道路代が必要です。
2.港からご自宅までの交通費
お車を預けてから、ご自宅までの移動(バス・電車など)が必要です。
3.お車の輸送代
お車の輸送ですと、アイランデクスでは以下の運賃となります。(普通車の場合・税込み料金)
・東京ー那覇間 片道60,500円
・大阪ー那覇間 片道55,000円
・福岡ー那覇間 片道59,400円
4.ご自宅から空港までの交通費
5.飛行機の航空代
6.空港から港までの交通費
バスで500円前後(1時間程度)
タクシーで2,500円前後(20分程度)
こちらのケースでは、お車のお持ち込みや引き取りをしなければなりませんが
飛行機代を抑えることができれば、船で車と一緒に移動するよりもお得です。
まとめ
ご自宅から鹿児島までの距離にもよりますが、車とドライバー(人)は別々に移動した方が、
費用を抑えて引越しができそうですね。
時間や予算に余裕がある方は、旅行がてら船旅をゆっくり楽しむのも離島へ行く醍醐味だと思います!