沖縄への車両輸送やお引越しをご検討されているお客様から、「ペットと沖縄へ移動するためにはどうすればいいの?」というご質問をいただくことがあります。
ペットは大切な家族の一員です。ペットの負担を考えると、海を越えての移動手段は悩むところかと思います。
ペットは船か飛行機で沖縄へ向かう
アイランデクスの海上車両輸送やコンテナ輸送では生き物を載せることはできないため、ペットを運ぶことはできません。お車やお引越しのお荷物の輸送はアイランデクスをご利用いただき、ペットは飼い主様と一緒に移動していただく形になります。
飼い主様がペットを連れて沖縄まで移動する手段は大きく分けて2通りです。
- 飼い主様といっしょに船で移動する
- 飼い主様といっしょに飛行機で移動する
今回の記事では、それぞれのパターンのメリットとデメリットについてご解説いたします。(2024.6月 更新)
1.船でペットと一緒に沖縄に向かうケース
まずは船でペットといっしょに沖縄に向かうケースを解説いたします。
全国にはペットと一緒に船に乗れる会社がいくつかございますが、沖縄行きの船の場合は、鹿児島発のマルエーフェリーのみになります。
以前は東京や大阪から那覇行きのフェリーも出ていたのですが、
残念ながら2017年に運休となってしまいました。
鹿児島の鹿児島新港からであれば、ペットとご一緒に船で沖縄へ渡ることができます。
ただし船室への持込みはできません。ペットルーム(空調完備)へのお預けとなります。ペットルームへの出入りは自由にできるようです。
乗船代は鹿児島ー那覇間のお預けで一律1,570円と、ペットだけの料金を見るとお安めです。(2024年6月現在)
また、ゲージもしくはバスケットをご自身で準備する必要がございます。
なお、対応できるペットは小鳥・小型犬・猫に限定されるようです。
大型犬やそれ以外のペットは貨物扱いで対応可能のようですが、サイズによって料金が変わってきます。
詳しくはマルエーフェリーにお問い合わせください。
船でペットといっしょに沖縄に向かうデメリット
デメリットとしては、どうしてもコスト面が気になります。
東京や大阪から鹿児島へ向かう移動費と、鹿児島からの船に車とドライバーが乗船する船代がかかってまいります。
乗船代は概ね車が80000円ほど、人が20000円ほどです。
これに加えて鹿児島までの高速代とガソリン代がかかります。
また、移動時間もしっかり考えなくてはなりません。鹿児島までの車での移動時間に加え、そこから船での移動時間は約25時間となります。ペットの負担はかなり大きいと言えるかもしれません。
2.飛行機でペットと一緒に移動するケース
続いて飛行機でペットといっしょに沖縄に向かうケースを解説いたします。
飛行機では、ペットは「手荷物」の扱いとして、貨物室に預けることになります。原則として、客室で膝の上に載せて運んだりすることはできません。
貨物室はしっかり空調がきいているため、ご安心ください。
飛行機にペットを預ける場合、プラスチックか金属のクレート(ケージ、キャリー、ハウスなど)に入れる必要があります。ソフトキャリーなどの柔らかいバッグに入れた状態では預けられません。
ゲージは航空会社が無料でレンタルもしてくれます。
那覇空港までのペットの移動費はJALなら概ね5500円、ANAでは国内一律6500円、スカイマークは一律5000円です。(2024年現在)
現在のところ、LCCではペットの搭乗の取り扱いがありませんのでご注意ください。
短頭種の犬は要注意
なお、輸送できるペットの種類には各社で差異があります。
特にボストンテリアやブルドックなどの「短頭種」の犬は、気圧の変化で命にかかわるリスクがあることから、
搭乗を許可していない航空会社も多い様子です。
簡易的にまとめると、下記のように定められているようです。(2024年6月現在)
- ●ANA:5月〜10月は短頭種の犬は全て不可
- ●JAL:6月〜9月は短頭種の犬は全て不可 ブルドッグは通年不可
- ●スカイマーク:短頭種の犬は基本的に不可
短頭種犬の移動で飛行機を利用する場合は、夏期は避けたほうが無難かもしれません。
また、犬や猫以外にも昆虫類や熱帯魚、爬虫類や鳥類等に関しても、各社ともある程度対応しています。
詳しくは各航空会社へお問い合わせください。
ペットの状態によって飛行機の搭乗が難しいケース
ペットの状態によっては、飛行機の搭乗を拒否される場合もあるようです。
以下がその一例です。
- ●ペットが妊娠している
- ●若齢である(犬や猫の場合、生後4ヶ月未満)
- ●鎮静剤を使用している
- ●心臓や呼吸器に疾患がある
詳しくは各航空会社へお問い合わせください。
3.ペットといっしょに沖縄にお得に移住するなら?
コストを抑えてペットと一緒に沖縄へ移住するなら、飛行機で移動するのが良いと言えそうです。その際、お車の輸送はぜひ、お得に運べるアイランデクスにご依頼ください。
なお、以下のような方は、船でペットといっしょに沖縄へ向かうことも考えてみてもいいかもしれません。
- ●時間とお金に余裕があり、船旅も楽しみたい方
- ●福岡や鹿児島にお住まいの方など、鹿児島の港への車移動が苦にならない方
- ●短頭種の犬を飼われている方
- ●ペットの状態が、飛行機に搭乗するのに難しい方
アイランデクスにご相談いただければ、最適な移動手段のご提案もさせていただきます!
4.車の輸送やお引越しはぜひお得なアイランデクスへ
アイランデクスでは、沖縄やその他の離島へのお車の輸送やお引越しについてもご対応いたしております。
お車やコンテナに乗せてペットを輸送することは残念ながらできませんが、お引越しの際のペット用品の輸送にも柔軟にご対応させて頂いております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
5.離島でのペットへのホスピタリティ
離島への移住後に、もし大切なペットが病気になったらどうしよう‥とご心配に思われる方もいらっしゃると思います。
130万人近い人口を有する沖縄本島は、島内のどんな場所からも車で30〜40分以内で行ける範囲に動物病院があります。むしろ内地よりもペットに対するホスピタリティは充実していると言えるかもしれません。
また石垣島や宮古島も、動物病院は数カ所が所在しています。ペットショップもそれぞれの島に大きな店舗がございますので、ペットの生活に関しても安心していただけると思います。
ただし、より小さな離島になると動物病院が無い場合がほとんどです。その場合は最寄りの動物病院まで海を渡って診察に向かう必要があります。
離島によっては(久米島など)、月に何日か獣医の先生が出張診療に来てくれる場合もございます。
6. !ペットの飼育が要注意な離島!
西表島では、イリオモテヤマネコを守るために飼い猫には次の項目が義務付けられています。
- 1.ウイルス検査 ※ネコエイズ、ネコ白血病に感染しているネコの持ち込みは禁止
- 2.ワクチン接種
- 3.マイクロチップ装着
- 4.避妊去勢手術
また、ツシマヤマネコのいる対馬でも同様の義務が制定されているようです。
7.まとめ
この記事ではペットといっしょに沖縄へ移住やお引越しをする手段を解説いたしました。
不安点などがございましたら、いつでもアイランデクスのスタッフがご相談に乗ります!一番納得のいく方法でご一緒に移動をして、大切なペットと一緒に、最高の離島生活をお送りください。
沖縄の綺麗な浜辺をペットと散歩‥なんて、想像するだけでも胸が躍るのではないでしょうか。アイランデクスはお客様の離島移住を、全力でサポートいたします!