沖縄車両輸送のアイランデクスです。
沖縄などの離島と内地をつなぐ、もっとも重要なライフラインが「船便」だと言えます。
私たち沖縄車両輸送のアイランデクスも、年間7000台におよぶ船便での車両輸送をお客様にご提供しております。
しかし、船便の運行は自然環境に大きく左右されます。中でも時化(しけ)や大潮(おおしお)といった海の現象は、車両輸送のスケジュールに影響を及ぼすことがあります。
この記事では時化(しけ)や大潮(おおしお)について、その意味と車両輸送への影響を解説させていただきます。

大潮と時化は、どちらも海に影響を及ぼす自然現象ですが、ふたつは全然違うものなんです。
■「時化(しけ)」とは?

「時化」とは、海が荒れて波が高くなり、船が出港できない状態を指します。
沖縄近海では、台風や低気圧の影響で急激に海が荒れることがあります。特に秋〜冬にかけては発生しやすくなります。
波が高くなると下記の理由から、船便は欠航や遅延となる可能性があります。
- 積載中の車両の安全が確保できない
- 港の出入りが危険になる
- 船自体の航行が困難になる
私たちも船便の出港の可否は、船会社の発表を随時確認しておりますが、天候は変化が激しいため、直前の判断となるケースも多いのが現状です。

そのため、船便の欠航が当日のご案内となってしまうケースも少なくありません。
■「大潮(おおしお)」とは?

「大潮」は、満潮と干潮の差が大きくなる時期のことを指します。
新月や満月のタイミングで発生し、海の潮の動きが最も激しくなる期間です。
この時期には次のような影響で、船便が休航となる場合があります。
- 港の水深が極端に浅くなる
- 潮の流れが早くなり接岸が困難になる
- 船のスケジュールが制限される
ただし大潮は時化とは違い、前もって予測可能な自然現象のため、潮汐表などをもとに船会社側が事前に休航やスケジュール調整を行うケースが多くなっています。
アイランデクスでも、大潮による影響が見込まれる期間は、あらかじめお客様へスケジュールの変更・調整のご案内を差し上げております。

突然 大潮になることはありませんので、ご安心ください。
■車両輸送への影響について
これらの自然条件により、予定どおりの輸送が難しい場合がございます。
特に「時化」は直前の判断となることも多く、お客様にはご迷惑をおかけしてしまう可能性があること、心よりお詫び申し上げます。
なお、「大潮」の時期は事前に休航の情報が把握できているため、お客様へのスケジュール調整は徹底させていただいております。

まとめ
・時化(しけ)は台風などで海が荒れること
・大潮(おおしお)は干潮と満潮の差が大きくなる日のこと
・どちらも船の運行が難しくなる場合がある
・時化は事前に予測できないが、大潮は前もって把握できる
■終わりに
沖縄などへの海上車両輸送は、自然条件に大きく左右される物流です。
アイランデクスでは、これらの要因も含めて安心してご利用いただけるよう、日々情報を確認し、丁寧なご案内を心がけております。
お客様におかれましても、秋から冬といった、天候や潮の影響が出そうな時期の車両輸送をご希望される場合は、ぜひお早めにお問い合わせやご相談をいただけますと幸いです。
大切なお車を安全かつ確実にお届けできるよう、今後ともスタッフ一同全力でご対応させていただきます。