- ⚫︎「予定通り届くと思っていたのに、(悪天候で)船が出なかった…」
- ⚫︎「港に預けたはずが、台風で保管を断られた…」
このように、離島がらみの車輸送においては台風などの天候による遅延は実は珍しいことではありません。
離島特有の事情を知らずに手配を進めてしまうと、思わぬトラブルにつながることも。 今回は、沖縄などの離島に車を送る前に「絶対に知っておきたい」ポイントを、年間7000台以上の車を海上輸送するアイランデクスがご紹介します。
📘 目次
1. 台風・時化による予定変更は当たり前?!
離島では、船が命綱。その船が「出ない=物流が止まる」ことを意味します。
出航・着港が数日ずれることも珍しくなく、特に夏〜秋は台風シーズンのため、「予定通りの車輸送ができたら御の字」くらいの気持ちでいていただけるといいかもしれません。 欠航だけでなく、お車をのせて出航後、悪天候を回避し、安全な湾で時化が治るまで待機したりすることもあります。
予定通りに出航、到着日が遅れるパターンがあることもご理解いただけますと幸いです。

私たちも最大限素早い情報伝達を心がけておりますが、台風の大きさによっては「当日の朝に欠航が決まる」なんてこともザラにあります。
船会社が欠航を決め、各会社への伝達までに時間を要するため、お客様への伝達も引き取り予定ギリギリとなることがございます。
あらかじめご了承ください。
2. 船便は「毎日出る」わけではありません
内地から離島への船便は、毎日運航していない航路も多いです。場合によっては週に1~2便ということも。 また港ごとにスケジュールも違うため、車の納期が読みにくい場合があります。
できる限りお客様のご希望のスケジュールに合うよう、最適なプランをご提案させていただきますので、お車の輸送希望の時期が決まりましたら、なるべくお早めにお問い合わせください。

航路やタイミング次第で大きく変わります。お早め(1ヶ月以上前)にご相談をいただければ、さまざまなスケジュールプランをご提案可能です。
3. 台風以外の理由でも、車輸送のスケジュールは乱れることがあります
離島への車輸送は、天候の影響をとても受けやすい輸送手段です。 台風はもちろん、春一番による強風、線状降水帯による豪雨、冬の寒波による海上のシケなど、自然条件の変化で出航が見送られることは少なくありません。

特に風や波の影響を受けるため、季節ごとの自然の動きにも要注意です。
スケジュールには余裕を持った計画をおすすめします。
4. 「遅れるかもしれない」を前提にスケジュールを
「納車後すぐに旅行・引っ越し」など、タイトなスケジュールを組まれるとトラブルになりやすいです。海上輸送では、どうしても予測できない事態が起こることがあるため、「いつ届いても大丈夫」くらいのゆとりを持った計画を立てることが理想です。

万が一の遅延にも対応できるよう、あらかじめ余裕をもったご計画をお組みいただくのが無難です。
5. 港は安全第一で動きます。台風時は車の預かりが不可の場合も
離島の港は全国各地からの車や荷物を港の中のヤードで保管します。
港は海のすぐそばにあるため、台風時には「塩害」や「水没」など車両への被害リスクが非常に高くなります。 過去には大型台風が港を直撃し、保管していたお車に海水が大きく浸水した実例もございます。
また、港の作業員の安全を守るためにも、悪天候の時は港が完全に閉港いたします。 そのため、台風接近時にはお車をお預かりできないケースもあります。 これはお客様のお車の安全を守るための判断ですので、ご理解いただけますと幸いです。

※ 天候による遅延に関する補償は対応外となります。
※ 「船は止まっているけど、チケットを買っている飛行機は出るから、どうしても車を預かってほしい!」というお客様も中にはいらっしゃいますが、台風時などの港ではお車の安全保障ができないため、預かり拒否となるケースがほとんどです。
港の判断には必ず従っていただく必要がございます。
実際に飛行機の予定を変更せざるを得なかったお客様もいらっしゃいました。
もしもの場合を想定し、余裕を持ったスケジュールを組んでいただくようお願いいたします。
まとめ
車を離島に送るというのは、普通の引越しや配送とはまた違い、ちょっと“冒険”に近い体験と言えるかもしれません。多少の想定外が起きた場合でも、それを楽しむ気持ちでいていただけると、きっと良い車輸送体験になると思います。
私たちも、できる限りスムーズに・確実にお車をお届けできるよう、東京の港や沖縄の港といった現地スタッフと連携しながら日々対応しています。 何かご不明な点やご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
沖縄へのお車の海上輸送なら、沖縄車両輸送のアイランデクスにおまかせください!