沖縄車両輸送のアイランデクスです。
このところ、車高の低い車(ローダウン車)の海上輸送についてのお問い合わせをいただきます。車高調をされている方の中には、船便にお車を積載する際「車高の低さがネックになってしまうかも‥」とお考えになる方も多いようです。
- 車高何センチまでなら問題なく運べるのだろう
- もし通常の方法で船に載せれなかった場合はどうすればいいの?
この記事では、年間7000台のお車の海上輸送を担うアイランデクスの過去のデータを元に、車高の低い車(ローダウン車)の海上輸送についてまとめております。
(2023年7月更新、読むのにかかる時間2〜3分)
海上輸送が可能な車高
一切問題なく船に積める目安は車高15cm
まず、15cm以上の車高であれば、よほどの事がない限り過去に問題となったケースはございません。ひとつの目安として捉えて頂いて良いと思います。
ただしお車に荷物を載せて運ぶ場合は、量にもよりますが車高がさらに沈むこともあります。この点はご注意ください。
(参考記事 【車両輸送】車内へ積載どれだけ積めるの?乗船拒否・トラブルになったケースをご紹介)
なお、基本的には、輸送するお車へのお荷物の積載は、船便のルールでは「一切不可」となっております。お荷物を輸送したい場合はアイランデクスの離島引越しサービスをぜひご利用ください。車両輸送とご一緒にお申し込みいただくと、お得なセット割引もございます。
ちなみにですが、車検は「最低地上高が9cm以上」であれば通ります。しかし船への積載と車検は全くの別問題です。要注意です!
【何センチまでならOKか】は明確には言えない
では、15cm以下の車は一切積めないのか?というと、「具体的には言えない」という答えになってしまいます。
船の入港・出港のタイミングでの「潮の満ち引き」や「船に積載される荷物の総量」の具合で船の角度が変わるため、問題なく船に積める車高が変わってまいります。荷役作業員の現場判断という形になります。
もしも港で車高が低くて積み込みを断られた際や、また積めたとしても、輸送中についてしまった車の底などの傷については保証ができません。
その点を予めご留意頂く必要がございます。
どうしても運びたい場合の手段
カーパレットでの輸送
どうして車高15cm以下のお車を確実に運びたい場合は、カーパレットを使用しての輸送となります。
カーパレットは、車一台をすっぽり載せることができる専用パレットです。
船内でのフォークリフト作業が可能になるため、自走する必要もなくなり、トラブルの発生を防止することができます。
(参考記事 【アストンマーチン送るなら】沖縄への高級車の送り方もお手の物!)
ただし、カーパレットは枚数が少ないため基本的には当日の確保ができません。確実に使用するためには前もってのご予約をお願い致します。お気軽にスタッフにお申し付けください。
また、使用にはカーパレットのレンタル料の他に、フォークリフト作業の費用などが発生するため、輸送の料金は通常の2〜3倍になります。あらかじめご了承ください。
車高を上げることも視野に入れる
上述の通り、カーパレットでの車両輸送は多くのコストがかかってまいります。コストを抑えて確実な輸送をするために、車高を上げることも視野に入れてみてもいいかもしれません。
沖縄諸島の離島では、未舗装な道路もまだまだ多いです。車高が低いお車では車底が傷だらけになってしまう可能性もございます。この機会に、そういったリスクを無くしておくのはいかがでしょうか。
車高の低い車両についても、よりご意向に沿ったスムーズな車両輸送ができればと思います。
この記事では車高の低いお車(ローダウン車)の輸送についてまとめました。
問題なく輸送できる車高の目安は15cm。それより車高が低いお車に対して保証は一切できかねますが、お忙しい中、車高を調整するお時間がなかなか取れないというお気持ちも理解しております。
カーパレットの使用も視野に入れて、よりご意向に沿ったスムーズな車両輸送ができればと思います。
ご参考にして頂ければ幸いです。
その他、ご不明な点はお気軽にアイランデクスにお問い合わせください!